中国のBaidu関係者や政府関係者、賄賂を受け取って記事の削除などを行っていたことが判明

2014年4月3日 08:00

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 中国の検索エンジン企業、Baiduの従業員3名が権限を悪用し、賄賂と引き替えに企業や政府、企業などを中傷する記事を削除したという容疑で逮捕された(That's Online(キャッシュ)BBC新浪科技slashdot)。

 BBCの記事によれば、Baiduは逮捕されなかった1名を含む4人を解雇したという。Baiduの広報担当者Betty Tian氏によれば、4人が受け取った賄賂は数万元にも及んだとしている。That's Onlineの記事によれば、この事件で少なくとも10人の関係者が警察に拘留されているとのこと。Baidu Tieba管理者であったXu Ning容疑者は元従業員であるLu Longwei容疑者と共謀して300以上の記事を削除、67400元(10860ドル)の賄賂を受け取っていたとされる。

 また元Baidu従業員surnamed Gu容疑者が立ち上げたPR企業が、Baiduとのつながりを悪用して恐喝を行っていることも判明した。このPR企業はインターネット上にある中国企業や政府機関の不都合な内容の投稿を探し回るために元従業員を雇用していたという。surnamed Gu容疑者は2010年から2012年までの間にBaidu上の2000以上の投稿、ニュースサイトのSohu上で500の投稿、qianlong.comの20の投稿を削除、これにより200万元(32万2000ドル)以上の賄賂を受け取っていたとされる。北京市公安局ネットワークセキュリティ隊の人物が記事削除に関与していたことも分かった。この人物はsurnamed Gu容疑者から記事削除の報酬として77万元(12万4000ドル)を受け取っていたとされている。

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