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ユニクロ、MoMAの協力のもと新プロジェクトを始動
カジュアル衣料品「ユニクロ」は、米ニューヨーク市中心部の5番街にある旗艦店にて、「服とアートが出会う場所」をコンセプトにニューヨーク近代美術館(MoMA)の全面協力の下、新プロジェクト「SPRZ NY(エスピーアールゼット・ニューヨーク)」を始動させると発表。27日にはニューヨーク近代美術館の所蔵作品をデザインにあしらったTシャツなどを販売するコーナーが報道陣に公開され、28日にオープンとなった。
この新プロジェクトは、全世界に驚きや衝撃をもたらすアートの発信、そして斬新な商品企画にチャレンジすることを目的としており、これまで「ユニクロ」とニューヨーク近代美術館は、2013年5月より毎週金曜日の午後4時から8時までの入館料を無料とする「ユニクロ・フリー・フライデー・ナイト」を実施してきたが、今回「服とアートが出会う場所」をコンセプトに、ニューヨーク市の5番街にある旗艦店の2階を全面改装し、斬新かつ驚きのある商品の提供を開始。取り扱われる商品はTシャツやポロシャツ、バッグなどおよそ200種類で、これらの商品は日本でも28日から販売が開始されている。
販売コーナーの広さは約990平方メートルで、商品展開の第一弾として、ポップアートの巨匠であるアンディ・ウォーホルや、キース・へリング、ジャクソン・ポロックなどの作品をあしらったTシャツなどが販売される。またニューヨーク近代美術館のキュレーションをもとに選りすぐりの作品群がデザインされた商品も、スペシャルエディションとして登場する。そして店内には米コーヒーチェーンのスターバックスも入店しており、コーヒーを飲みながらくつろいだ雰囲気で買い物が楽しめるようになっている。
今後「ユニクロ」は、全世界にこのプロジェクトを発信していくとしており、アートに強い関心を持つ若者などを中心に新たな客層の開拓を行い、各国それぞれの旗艦店を中心に、今回ニューヨーク5番街の旗艦店にて展開したような販売スペースを作る計画を立てている。(編集担当:滝川幸平)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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