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理研のバイオリソースセンターで本来のものとは異なる由来の細胞が提供されていたことが発覚
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 さまざまな実験動植物や細胞といったバイオリソースの収集・提供やそれに関連する研究開発を行っている理化学研究所のバイオリソースセンターで、「胃がんの細胞として研究用に提供していた細胞が、実は十二指腸がんの細胞だった」という問題が発覚した(東京新聞、理研バイオリソースセンター細胞材料開発室の「AZ521細胞について緊急のお知らせ」)。
問題となっているのは、「AZ521細胞」。今まで、この細胞を「胃がん由来細胞株」として提供していたが、実際には胃がん由来では無いことが発覚したという。検査により、十二指腸ガン由来の細胞株との取り違いが起きていたという結論に達したという(詳細PDF)。
この細胞はもともとは東北大学の細胞バンクから移管されたものだそうで、理研の管理下になった時点ですでにこの取違いは起きていたようだ。
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