NY原油先物週間見通し:やや強含みを予想、ウクライナ情勢の緊迫化懸念で

2014年3月29日 20:56

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記事提供元:フィスコ

*20:59JST NY原油先物週間見通し:やや強含みを予想、ウクライナ情勢の緊迫化懸念で
■NY原油先物
安値:98.80ドル
高値:102.24ドル
終値:101.67ドル
前週末比(騰落率):2.22%

■上昇、ウクライナ情勢緊迫化で

NY原油先物価格は上昇した。プーチン露大統領のクリミアの編入に対して、欧米、国連での批判が強まりウクライナ情勢が緊迫化したこと、オクラホマ州クッシング原油在庫が8週連続で減少したことで強含み推移した。しかし、米エネルギー情報局統計で原油在庫が10週間連続して増加したことで上値は限定的だった。


■やや強含みを予想、ウクライナ情勢の緊迫化懸念で

想定レンジ:98.00~104.00ドル

NY原油先物価格はやや強含みに推移すると予想する。国連で、ロシアのクリミア編入は無効、と採決されたことで、ウクライナ情勢が緊迫化する可能性が高まりつつある。しかし、米国による戦略石油備蓄(SPR)の放出の可能性や、原油在庫が10週連続で増加していることで、上値は限定的か。《FA》

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