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AMDが新しいLinux向けグラフィックドライバを開発中
insiderman 曰く、 AMDは同社のGPUをLinuxで利用するためのドライバを公開しており、その一部はオープンソース化もされている。ただし、オープンソース版のドライバは非オープンソース版ドライバと比べて機能が劣っているという問題があり、また非オープンソース版のドライバは利用時にビルドをする必要があるという手間があった。こういった状況から、AMDは新しいLinux向けドライバの開発に着手しているという(slashdot、元ネタのPhoronix)。
背景には、Valveが開発するLinuxベースのゲーム向けOS「Steam OS」や、それを搭載するハード「Steam Machines」など、Linuxベースのゲーム環境が登場していることがあるようだ。
新しいLinuxドライバでは、ドライバの一部機能をユーザースペースで実行させ、カーネルスペースで実行させるコードについてはオープンソース化してLinuxカーネルの開発ラインへの投入を目指すという。これにより、カーネルのバージョンをアップデートした場合でもカーネルモジュールのリビルドが不要になるという。
また、カーネルスペースのコードが公開されることで、オープンソース版ドライバの開発がしやすくなるというメリットもあるという。ただし、このような構造が実現可能なのか、またLinux開発者側がこのようなドライバを受け入れるのか分からない、という問題もあるという。
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