東京大学、講義動画の検索に富士ゼロックスの「TalkMiner」を採用

2014年3月24日 16:46

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富士ゼロックスの動画インデキシング技術の概要を示す図(同社Webサイトより)

富士ゼロックスの動画インデキシング技術の概要を示す図(同社Webサイトより)[写真拡大]

 富士ゼロックスは24日、同社の動画検索技術「TalkMiner」が、東京大学が開発・運営する「UTokyo OpenCourseWare(UTokyo OCW)に、採用されたと発表した。

 動画検索技術「TalkMiner」は、動画内のスライドからテキストを自動で抽出してインデックス化するため、メタデータが付与されていない動画の検索が可能になり、Web上にある講義の動画を対象にして、キーワードを入力し検索ボタンを押すだけで、キーワードが出現する動画のシーンの検索ができる。

 受講者が利用したい講義や場面のキーワードを入力すると、複数の登録された講義の中からその言葉が映されている場面を探し出し、その周辺から利用を開始することができる。

 「UTokyo OCW」は、東京大学における正規講義をインターネットを通じて公開し、学内外に広く提供することを目的とし2005年にスタートしたシステム。現在このシステム上に、東京大学を代表する教授陣による講義が、総数1200回(1回1時間半)を超えて公開されているが、講義数が多くなり、また1回の講義が1時間半にわたるため、利用者がほしい講義を探すことが著しく困難だったという。

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