SparkFunのデジタルマルチメーター、縁取りが黄色かったために米国への輸入が差し止められる

2014年3月22日 11:25

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記事提供元:スラド

米SparkFun Electronics社が15ドルで販売するデジタルマルチメーターが、米Fluke社の商標(トレードドレス)を侵害しているとして米税関・国境警備局により米国への輸入を禁じられてしまったそうだ(SparkFunのブログ記事本家/.)。

Flukeの商標はデジタルマルチメーターが対象で、ダークグレーのボディーに黄色い縁取りが施されているというもの。SparkFunでは同社製品の縁取りはオレンジ色に近いと主張しているが、税関は黄色とみなしたようだ。輸入が差し止められたデジタルマルチメーターは2,000台。決定に反論することは可能だが、倉庫費用が1日150ドルかかるという。また、生産した中国への返送は関税が高く現実的ではないため、同社では合計30,000ドル相当の製品を破壊処分することにしたとのこと。破壊処分には1時間当たり150ドルの費用がかかるそうだ。なお、同社は今後、縁取りの色を赤に変更するとのことだ。

この件を知ったFlukeは、差し止めになった製品の合計額を上回るFluke製デジタルマルチメーターをSparkFunに寄贈することを表明。これを受けてSparkFunでは、教育関係のイベントなどを通じて寄贈されたFluke製品を無償提供することを表明している。また、差し止められたSparkFun製品については、Flukeの商標が及ばない国に転送するべく準備を進めているとのことだ(SparkFunのブログ記事2FlukeのFacebook投稿本家/.記事2)。 スラッシュドットのコメントを読む | ハードウェアセクション | テクノロジー | ハードウェアハック | アメリカ合衆国

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