NY原油:反発で99.46ドル、ロシア原油の供給懸念などで買い優勢に

2014年3月22日 08:56

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記事提供元:フィスコ


*08:56JST NY原油:反発で99.46ドル、ロシア原油の供給懸念などで買い優勢に

NY原油は反発(NYMEX原油5月限終値:99.46 ↑0.56)。この日から中心限月は5月物に交代した。欧米・ウクライナ対ロシアの対立が激化してゆく状況に、ロシア産原油への供給懸念から買いが優勢になった。寄り後まもなくつけた99.11ドルが安値となり、株高もあって一時100.25ドルまで上昇、その後、引けにかけて株式市場の上昇幅縮小をみながら反落気味に推移した。

オバマ米大統領が前日、今後ロシアがウクライナでの実効支配を拡大した場合、ロシアの幅広いセクター(エネルギー含む)への制裁を可能にする大統領令に署名しており、相場の下支えになったとの見方。

ロシアは21日に、国内法的にクリミア編入手続きを完了(議会が批准を終え、プーチン大統領が署名)。一方、欧州連合(EU)は、20日から開催している首脳会議で対ロ追加制裁を決め(経済関連見送りで抑制気味との見方も)、ウクライナと連合協定の政治協力条項に署名した。《KO》

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