NY金:反発で1336.0ドル、欧米・ロシアの対立激化で安全資産志向の買いが勝る

2014年3月22日 08:56

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記事提供元:フィスコ


*08:56JST NY金:反発で1336.0ドル、欧米・ロシアの対立激化で安全資産志向の買いが勝る

NY金は反発(COMEX金4月限終値:1336.0 ↑5.5)。ウクライナをめぐり、欧米とロシアの対立が激化する状況に、安全資産として金を買う動きが優勢となり、一時1340.5ドルまで上昇した。一方、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ時期が早まるとの観測から、売り圧力も引き続き強く、1334.2ドルまで下落したが、その後も底堅い状態が続いた。なお、次の中心限月となる6月限は、高値が1340.3ドル、安値が1334.2ドルとなり、1336.0ドルで引けた。

ロシアは21日に、国内法的にクリミア編入手続きを完了(議会が批准を終え、プーチン大統領が署名)。一方、欧州連合(EU)は、20日から開催している首脳会議で対ロ追加制裁を決め(経済関連見送りで抑制気味との見方も)、ウクライナと連合協定の政治協力条項に署名しており、今後も欧米とロシアの対立が激化する可能性がある状況。《KO》

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