Flashに変わるプラットフォームとして期待される「OpenFL」

2014年3月20日 16:11

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 HTML5やUnityなど、Flashの代替となりうるプラットフォームが登場・普及しつつあるが、とあるFlashゲーム開発者によると、次に注目したいのは「OpenFL」だという(GAMASUTRAslashdot)。

 OpenFLはオープンソースで開発されている、FlashのAPIとほぼ互換性のある開発環境。マルチプラットフォーム対応のコンパイラ「Haxe」の技術を使い、デスクトップからモバイルまでさまざまな環境で動作するアプリケーションを単一のソースから生成できる。

 15年間に渡ってFlashを使ってゲーム開発を行っているLars Doucet氏は、「はっきり言えばFlashは死にかけている」と主張している。その殺人犯はサポートを見捨てたAdobeだという。

 Flashからの移行先となりうるプラットフォームにはいくつかがあるが、Unityは人気があるもののライセンス料の問題があり、またWebブラウザで使うには不細工なプラグインが必要でサポートも良くないと感じたそうだ。HTML5はSteam向けゲームをリリースするのには向いていないという。

 そこで彼が目を向けたのがOpenFLだ。OpenFLはFlashのAPIをベースに設計されているだけでなくオープンソースというメリットがある。これまで通りFlashゲームを作り続けられるだけでなく、同じコードを元にしてWindowsやMac、Linux、モバイルなどより多くのターゲットにゲームを提供できる点も魅力のようだ。

 スラッシュドットのコメントを読む | デベロッパーセクション | オープンソース | プログラミング | ゲーム

 関連ストーリー:
Flash Player 12公開、バージョン番号の付け方も変更へ 2014年01月16日
生き残るフレームワーク、どうすれば選択できる? 2013年10月27日
Flash Player互換エンジン「Shumway」、FirefoxのNightlyビルドに投入される 2013年10月04日
Webの世界で3Dがなかなか普及しない理由 2013年02月21日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事