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2013年度音楽メディアユーザー実態調査結果公開、音楽配信による影響が見える
あるAnonymous Coward 曰く、 日本レコード協会が、2013年度音楽メディアユーザー実態調査結果を公表した(報告書PDF)。
全国の12~69歳男女を対象としたインターネット調査で、1,545名が回答を寄せている。地方・年齢・男女別の集計数を見ると、ほぼ全地方・全世代から均等に回答が得られており、インターネット調査というバイアスはあるものの、それなりに信頼性の高い調査結果だと思われる。
詳しい結果は報告書を見て頂きたいが、興味深いのが、無料動画サイトが音楽に対する支出行動に大きく影響を与えているという点だ。
今回の調査によると、CDを購入している人は30.7%で、レンタル(18.4%)や配信(10.9%)と比べてまだその市場は大きい。また、CDレンタルの利用者もまだ多い状況だ。さらに、CD購入については2012年度調査と比較すると微増している。いっぽう、CDレンタルや音楽配信の利用者は減っている傾向が見られる。
この理由として、無料の動画配信サイトで楽曲を聴くことができる点がある。音楽の入手手段で「インターネット上の無料動画配信サービス」を利用する人の割合が大きく増えており、また購入する機会が減った理由として「動画配信サイトやアプリで満足している」を挙げているユーザーの割合も大きく増えている。
また、新しい音楽を必要と感じていない人も多いようで、「現在保有している音楽で満足」というユーザーも増加している傾向にある。もちろん、「金銭的な余裕が減った」という理由も挙げられている。
新しい楽曲を認知するきっかけとして、テレビでのその楽曲自体のCMよりも無料動画配信サイトが上位に来たほか、「アーティスト公式サイトで知った」というのもランクインしている。これらを見るに、「ネットで音楽を知ってそのまま動画サイトで聞き、それで満足する」というユーザーが増えているようだ。
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