ヤマハ:ワイヤレスマイクシステムなどを手がける米・レボラブズ社を完全子会社化

2014年3月17日 21:12

印刷

記事提供元:さくらフィナンシャルニュース

【3月17日、さくらフィナンシャルニュース=東京】ヤマハ(東1:7951)は17日、企業の会議室向けワイヤレスマイクロフォンシステムや電話会議システムなどの開発・製造・販売を行うレボラブズ社(本社:米国マサチューセッツ州サドベリー)を完全子会社化すると発表した。ヤマハでは、2013年4月から3カ年の中期経営計画においてM&A・資本提携を視野に入れた事業成長を重点戦略の一つに掲げており、今回のレボラブズ社の買収もこの戦略の一環としている。

レボラブズ社は2005年設立の企業で、主に会議室向けにワイヤレスマイクや電話会議システムを提供。これらの製品群は、高音質に加え、同時に多くのチャンネルを使用できるなど、業界最高レベルの技術力を活かし、顧客の需要に細やかに対応することで市場から高い評価を獲得し、同社の急成長を牽引してきた。ヤマハは、こうした認識に基づき、音声コミュニケーション機器と業務用音響機器の両面から企業向け設備音響ビジネスのさらなる成長に寄与できるものと判断し、買収を決定した。

レボラブズ社の完全子会社化は、現金を対価とした逆三角合併方式で行う。ヤマハが設立する合併準備会社とレボラブズ社を合併させることで、存続会社となるレボラブズ社をヤマハの完全子会社とする。

今後は両社が保有する製品ライン、技術・ノウハウ、販売網等を相互活用し、多様化する市場ニーズに対応する高品質なソリューションを、ヤマハグループとして提供していくという。なお、ヤマハは、本件にともなう今期連結業績への影響は軽微としている。【了】

■関連記事
コロプラとヤマハ:スマホ向けスタンプラリーアプリ「コロプラ スタンプめぐり」の提供を開始、第1弾は「スポーツ祭東京2013」で
ヤマハ:メールアドレス1万8884件などの個人情報が流出のおそれ、オンラインアンケートシステムで第三者からのアクセス対策が不十分
ヤマハ:今第3四半期の営業利益5%減、電子楽器売り上げ伸ばすも、為替による39億円の減益影響補えず

※この記事はSakura Financial Newsより提供を受けて配信しています。

関連記事