NY原油:続伸で98.89ドル、ウクライナ情勢緊迫による供給懸念で買い優勢

2014年3月15日 09:12

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記事提供元:フィスコ


*09:12JST NY原油:続伸で98.89ドル、ウクライナ情勢緊迫による供給懸念で買い優勢

NY原油は続伸(NYMEX原油4月限終値:98.89 ↑0.69)。ウクライナ情勢の緊迫化によるロシア原油の供給懸念が根強いほか、国際エネルギー機関(IEA)が、世界的な経済成長の回復を背景に、2014年の世界石油需要見通しを上方修正したことが好感され、買いが優勢となり、一時99.28ドルまで上昇した。

その後、米ロ外相会談を終えて、ラブロフ・ロシア外相が「ウクライナ東部に侵入する計画はない」と発言したことから、いったん警戒感がやや弱まり、金などが売られる状況に、原油も売り戻しとなり、安値98.27ドルまで下落した。しかし、前日終値(98.20ドル)を上回る水準を維持していたこともあり、引けにかけて再び買い優勢気味となった。《KO》

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