NY金:続伸で1379.0ドル、米ロ外相会談を睨みながらの取引で一時1388.4ドルまで上昇

2014年3月15日 09:13

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記事提供元:フィスコ


*09:13JST NY金:続伸で1379.0ドル、米ロ外相会談を睨みながらの取引で一時1388.4ドルまで上昇

NY金は続伸(COMEX金4月限終値:1379.0 ↑6.6)。16日実施予定のクリミア自治共和国のロシア編入に関する住民投票が迫り、この日行われた米ロ外相会談が注目されるなか、会談が不調に終わる見通し(ヘイグ英外相)などから安全資産として金を買う動きが先行、一時1388.4ドルまで上昇した。

ただ、会談終了後、ラブロフ・ロシア外相が「クリミアの住民投票の結果を尊重する」とした上で、「ウクライナ東部に侵入する計画はない」と述べたことから、警戒感がやや弱まって金の売り戻しが優勢となり、いったん1373.8ドルまで急反落した。その後、ケリー米国務長官は「会談は、建設的、直接的、そして偽りのないものだった」と述べたが、「住民投票の結果は承認しない」とし、国境でのロシア軍の展開に懸念を示した。《KO》

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