米地裁、Mt.Gox CEOおよび米子会社の資産を凍結

2014年3月14日 14:55

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 米シカゴ地裁は今月11日、先日破綻した大手ビットコイン取引所Mt.GoxのCEO、Mark Karpeles氏および関連会社の資産を凍結したそうだ(ITworldslashdot)。同社によって2万5千ドル(約250万円)を失ったという米国のGregory Greene氏がMt.Goxを詐欺、過失、受託者義務違反、契約違反などで告発、訴訟となったため。

 地裁が出した命令はMt.Gox CEOのMark Karpeles氏およびMt.Goxの米子会社、そしてMt.Goxのサイト運営や開発を手がけ、同じくMark Karpeles氏がCEOを務めている関連会社であるティバンの資産を凍結する内容となっているが、日本のMt.Goxは対象に含まれない。これは取引所であったMt.Goxが既に米国で破産保護を申請しており、これが認められているため除外されたという。

 今回の命令を受けて、原告はただちに資料の提出を求められるようになるとのこと。Mt.Goxの口座から金銭が出されているという憶測やKarpeles氏が不正行為を行っていたという疑いが持ち上がっており、今回の訴訟は集団訴訟へと発展する可能性もあるとのことだ。

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