NY原油:反発で98.20ドル、ロシア原油の供給懸念などで買い戻しの動き

2014年3月14日 07:00

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記事提供元:フィスコ


*07:00JST NY原油:反発で98.20ドル、ロシア原油の供給懸念などで買い戻しの動き

NY原油は反発(NYMEX原油4月限終値:98.20 ↑0.21)。寄り後まもなくつけた97.67ドルを安値に、この日発表された米国の前週分新規失業保険申請件数、2月小売売上高が改善していたことによる需要増期待や、ウクライナ情勢の緊迫化によるロシア原油の供給懸念などから、買い戻しの動きが優勢となり、高値98.44ドルまで上昇した。

ただ、中国の2月小売売上高、鉱工業生産が下振れとなり、成長減速懸念が広がっていること(一部試算では、中国の1-2月の石油需要が前年同期比で3.1%減)。そして、米国の原油在庫の大幅増加や、エネルギー省の戦略石油備蓄の放出方針が明らかになっていることが、相場の重石となり、その後は前日終値(97.99ドル)付近での推移が続いた。《KO》

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