USS Research Memo(4):自動車流通市場は昨秋から回復傾向に

2014年3月13日 18:01

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記事提供元:フィスコ


*18:01JST USS Research Memo(4):自動車流通市場は昨秋から回復傾向に
■決算概要

(1)市場環境

2013年4-12月の自動車流通市場を見ると、新車販売台数に関してはエコカー補助金制度打ち切りの影響で2012年秋から低迷していたが、こうした影響が一巡した2013年秋以降は前年比でプラスに転じている。特に、10-12月は前年同期比19.3%増と2ケタの伸びを示した。消費増税前の駆け込み需要も一部で出ているものとみられる。

中古車登録台数については、新車販売増による供給量の増加もあって、10-12月は同2.3%増と緩やかながらも4四半期ぶりのプラス成長に転じた。また、為替の円安進展を追い風に好調が続いていた中古車輸出台数では、アフリカ、ロシア、UAE向けを中心に2ケタ増ペースでの成長が続いている。USS<4732>を取り巻く市場環境は全般的に良好に推移したと言えよう。

中古自動車オークション市場全体の動向を見ると、出品台数は10-12月に前年同期比12.6%と5四半期ぶりにプラスに転じたほか、成約台数も同15.7%増と伸び率が加速した。新車販売増を背景に出品台数が増加したことで、成約台数の伸びも2ケタ増に加速した。

一方、USSの10-12月の出品台数は前年同期比15.1%増、成約台数は同15.3%増となった。出品台数のシェアは31.7%となり、前四半期の31.1%から若干上昇した。また、成約率や1台当たり成約車両金額は、市場平均(USS除く)に対して引き続き高水準をキープしている。良質な中古車が数多く取引される優良なオークション会場として、業界トップの評価は変わっていないとみられる。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《NT》

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