Softimage、開発終了に

2014年3月11日 07:00

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記事提供元:スラド

ymitsu 曰く、 Autodesk社は3DCGソフトウェア「Softimage」の開発を2014年4月14日発売の「Softimage 2015」をもって終了することを発表した(Game Watch)。「開発リソースを集約するため」としている。サポートも2016年4月30日をもって終了する。

 Softimageは1988年発売の老舗3DCGソフト。1990年代には一時期マイクロソフト傘下だったこともある。近年はAvid Technology社よりSoftimage|XSIとして販売されていたが、2008年にMayaや3ds Maxなどのソフトも傘下に持つAutodesk社に買収されてから、Autodesk Softimageとして販売されていた。1990年代から2000年代にかけて、特に日本のゲーム業界ではほぼデファクトスタンダードとして使われており、「バーチャファイター」シリーズや「アイドルマスター」シリーズなど無数の採用例がある(Autodeskの採用事例ページ)。

 近年ではSoftimageに代わってMayaや3ds Maxなどの採用が増えているが、いまだに多くの現場で使われており、混乱が予想されている。そのため、AutodeskではAutodesk Subscriptionの契約者に対し、Mayaか3ds Maxのいずれかに無償で移行できるオプションや、移行後も引き続きSoftimageを使用できるなどのサポートを提供するとしている。

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