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NY原油:続伸で102.58ドル、米雇用統計を受けて需要拡大期待が強まる
記事提供元:フィスコ
*08:50JST NY原油:続伸で102.58ドル、米雇用統計を受けて需要拡大期待が強まる
NY原油は続伸(NYMEX原油4月限終値:102.58 ↑1.02)。この日発表された米国の2月雇用統計で、非農業部門雇用者数が予想以上に増加したことを受けて(1月分も上方修正)、景気回復に絡む需要拡大期待が強まり、原油を買う動きが広がった。寄り付きで前日終値(101.56ドル)水準を上回っており、101.81ドルを安値に、その後102.91ドルまで上昇した。ただ、引けかけては、NYダウが下げていたことで、原油も反落気味になった。
また、ウクライナ情勢もまだ先行き不透明感が強く、ロシアの原油供給懸念も根強いようであり、相場の下支えになったもよう。クリミア自治共和国がロシア編入の是非を問う住民投票を実施することについては、その正当性、有効性等をめぐり、欧米・ウクライナ、ロシアで見解が対立。ロシア政府系天然ガス会社・ガスプロムは、ウクライナの支払い滞納を理由に、天然ガス供給停止を示唆。そして、EUの制裁決定については、ロシア外務省が声明で「制裁決定は非建設的で、実施なら報復する」とけん制している。《KO》
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