木徳神糧 Research Memo(1):前期決算は修正予想並みも今期は利益確保へ

2014年3月7日 18:55

印刷

記事提供元:フィスコ


*18:55JST 木徳神糧 Research Memo(1):前期決算は修正予想並みも今期は利益確保へ

木徳神糧<2700>は、米穀の販売を主力とする食品卸会社である。米穀以外には、鶏卵、加工食品、飼料などを扱っている。2013年12月期決算は、売上高が前期比5.8%増の115,547百万円、営業損失912百万円(前期は784百万円の利益)、経常損失930百万円(同786百万円の利益)、当期純損失546百万円(同638百万円の利益)となった。厳しい結果であったが、ほぼ期中での修正予想並みの結果であり、赤字の理由も明白であるため特段の驚きはない。

2014年12月期は、売上高で前期比5.7%減の109,000百万円、営業利益で650百万円、経常利益で600百万円、当期純利益で340百万円を予想している。前年に比べて米穀の販売価格が低位で推移するとの前提から売上高は減少予想だが、数量は微増で推移し利益は確保できる見込み。かなり堅い予想と思われ、米穀価格の動向やコンビニ向けの展開次第では、業績は計画を上振れする可能性もある。

同社は特に重要な経営戦略のひとつとして、「付加価値商品開発」を掲げている。大手の量販店、外食チェーン、コンビニなどの優良販売先を抱えているので、この施策を実行していけば、同社の収益構造は大きく変わる可能性が高い。またTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の展開次第では国内外で同社のビジネスチャンスが拡大する可能性があり、同交渉の今後の動向が注目される。

■Check Point
・米穀商として開業後、食品事業、飼料事業に業容を拡大
・今期は各部門とも黒字予想、全体の利益も回復の見通し
・高付加価値製品の拡販、開発で収益構造は変わる可能性

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)《FA》

関連記事