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東洋エンジニアリング、ブラジル関連会社が水力発電所関連業務を約420億円で受注
東洋エンジニアリングは19日、ブラジル関連会社のトーヨー・セタール・エンプレエンジメントス(TSE)が、ブラジル北部に建設中のベロモンテ水力発電所のタービン、水圧鉄管、変電設備などの据付工事と試運転助勢業務を受注したと発表した。契約金額は約10億レアル(約420億円)で、納期は2018年末の予定。
水力発電所は、ブラジルの民間電力会社ノルテ・エネルジアが北部パラ州アマゾン河支流のシングー川流域に2011年から建設しているもの。発電能力は約1万1,000MWで、世界第3位となる発電能力を持つ。
TSEは、今回の案件をブラジル大手エンジニアリング会社エンジェビックス・エンジェニアリア、エンジェビックス・コンストルソエスとのコンソーシアムで受注した。コンソーシアムリーダーのエンジェビックス・コンストルソエスは、ブラジル国内で数多くの水力発電所建設の実績を有しているという。
TSEは現在、ペトロブラス向けに、コンペルジェ石油精製・石油化学コンビナートの水素製造設備やカビウナスのガス処理プラントなどのプロジェクトを実施している。同社は、ブラジル国内に根差したエンジニアリング会社として、石油・ガス関連設備に加えてインフラ案件についても市場を開拓していくという。
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