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ヒマラヤ Research Memo(3):第1四半期は天候が影響も売上高は過去最高を更新
*18:37JST ヒマラヤ Research Memo(3):第1四半期は天候が影響も売上高は過去最高を更新
■決算動向
(1)2014年8月期の第1四半期業績について
2013年末に発表されたヒマラヤ<7514>の2014年8月期の第1四半期(2013年9-11月)連結業績は、売上高が前年同期比3.8%増の14,711百万円、営業損失が328百万円(前年同期は203百万円の損失)、経常損失が308百万円(同163百万円の損失)、四半期純損失が376百万円(同119百万円の損失)となった。売上高は第1四半期として過去最高を更新したが、利益ベースでは前年同期よりも悪化し、また、会社計画比では売上高、利益ともに若干下回る格好となった。
計画が下振れした要因としては、9月の週末に台風が到来するなど、悪天候の影響で客数が伸び悩んだこと、10~11月にかけて例年よりも気温が温かく推移し、冬物防寒衣料などの売れ行きが低調に推移したことなどにより、既存店売上高が前年同期比1ケタ減にとどまったことが大きい。売上高総利益率が前年同期の37.7%から37.0%へと低下したが、前年同期は例年にはない低気温により冬物防寒衣料など季節商品の売上が好調だったため、その反動によるところが大きい。販管費に関しては、引き続き広告宣伝費や新規出店経費、店舗運営費用の効率化を進めたことで、当初計画を下回った。
特別損失を120百万円計上しているが、このうち85百万円は子会社B&Dにおいて再就職支援と合わせた早期退職優遇措置を実施したことによる関連費用となっている。B&Dの業績は2013年8月に赤字決算となっていたが、当第1四半期においても売上高で前年同期比1.1%減収と低迷が続いていた。今回、経営体質の強化と若返りによる組織の活性化を図るために、早期退職優遇措置を実施したが、従業員数の約15%にあたる30人が応募した。
商品別の売上高について見ると、主力の一般スポーツ用品は前年同期比3.7%増の10,702百万円と計画を下回ったものの堅調に推移した。11月に発表された2014年サッカーワールドカップ日本代表チームの新ユニホームを中心にサッカー関連用品が好調に推移したほか、ランニングブームによるシューズ関連用品も堅調に推移した。また、アウトドア用品も富士山の世界文化遺産登録による新規ユーザー層の拡大を背景に、同9.8%増の1,029百万円と好調を持続した。ゴルフ用品はウェア用品が天候の影響で弱含んで推移したほか、ゴルフクラブの価格下落傾向が続いたが、9月に実施した旗艦店であるゴルフ本店(岐阜市)の増床リニューアルオープンによる増収効果も有り、前年同期比で1.4%増の2,557百万円となった。スキー・スノーボード用品では11月の気温が高く推移したものの、ECサイト経由の販売を強化したことなどにより順調な立ち上がりを見せ、前年同期比6.3%増の391百万円と回復基調が続いた。
第1四半期の出店状況は、ヒマラヤで6店舗を出店、2店舗を増床、1店舗を退店、B&Dで1店舗の出店となり、いずれの店舗も順調な滑り出しをみせた。特に、ゴルフ本店に関してはドーム型の個性的な店づくりが顧客からも好評で、ゴルフ用品の売上増に貢献した。全体での新規出店数は7店舗と前年同期の8店舗からは減少したが、増床した2店舗分も含めるとほぼ同様のペースだったと言える。11月末の売り場面積は248,601平方メートルとなり前年同期比では7.0%増となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》
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