幼稚園からの計算機科学学習は必要か

2014年2月4日 15:16

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 2013年7月にCode.orgと米Association for Computing Machinery(計算機科学分野学会)は、K-12(幼稚園から高校卒業まで)と呼ばれる年代の生徒達にコンピュータサイエンスを勉強する機会を設けることを目的に提携を行った

 こうした生徒達に対してコードを読み書きする能力について、大統領政治家、事業家まで多くの人々が学習の必要性を感じているという。プロのグラフィックデザイナーでも、Photoshopの自動化機能のスクリプトの仕組みを理解したり、作ったりできる程度のスキルは必要となることが多い。誰もがコードを学ぶ機会を増やす必要性は高まっているといえる(ACMslashdot)。

 プログラマーやソフトウェア開発者は、平均的なアメリカ人よりも多くの収益を得られる立場にある。また仕事がなくなる可能性も少ない。ジョージア工科大のGuzdial教授は、学士号を必要とするような仕事を引き受けるのであれば、その仕事に役立つコードを読み、変更が可能であるか理解できるべきだと主張している。イギリスでも2011年にGoogle会長のEric Schmidtの行った英国の教育制度を批判するスピーチをきっかけにして、従来のITCプログラムを解体しコンピュータサイエンスのカリキュラムを2014年9月から高校まで義務化することを決定している。

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