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無秩序が子供の成長を促す?
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 ニュージーランドで校庭遊びの自由度を上げる実験を行ったところ、破壊行為や怪我が減るだけでなく、いじめの減少にも繋がったそうだ(TVNZ、slashdot)。
校庭遊びには生徒の安全や衛生管理を考慮した規則が多かったが、実験にあたって緩められたとのことで、今までルールに囲まれたつまらない場であった校庭は生徒たちが自ら考え試し行動する場となったという。
生徒らは校庭で木登りやスケートボード、鬼ごっこなどに興じたり、木や古いタイヤ、消防ホースなどを集めた「廃材のお堀」で遊ぶようになったとのこと。自由な場で遊べるようになった子供たちは遊びに「忙しい」状態となり、これが問題行動減少に繋がったのではないかという。学校では校庭見回りの教師の数も減り、問題行動をとった生徒が頭を冷やすための「タイムアウトゾーン」もいらなくなり、また変化は校庭遊びに留まらず授業中の集中力向上といった効果としても表れたとのことだ。
昨今の学校には生徒を守るための規則が多すぎると実験プロジェクトのメンバーは言う。多すぎる規則は子供の成長を妨げてしまう。生徒らが自ら考えてリスクを取り、その結果について考えることで前頭葉が発達するとのことで、これは教室で教えられるものではないとのことだ。
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