明光ネット Research Memo(8):通期では増収増益予想、生徒増加への取り組み奏功へ

2014年1月28日 17:31

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記事提供元:フィスコ


*17:33JST 明光ネット Research Memo(8):通期では増収増益予想、生徒増加への取り組み奏功へ
■決算動向

(2)2014年8月期業績見通し

2014年8月期の連結業績は、売上高が前期比7.8%増の16,470百万円、営業利益が同5.6%増の3,780百万円、経常利益が同4.3%増の3,880百万円、当期純利益が同7.4%増の2,330百万円と、期初の増収増益予想を据え置いている。

第1四半期(2013年9-11月期)の通期計画に対する進捗率は、売上高が20.1%、経常利益が16.5%とそれぞれ直近4年間の平均値を若干下回っているが、年度のなかで第1四半期の比重が低いこと、明光義塾の生徒数拡大に向けた取り組みの効果が今後、顕在化するとみられることなどから、通期で増収増益を達成する可能性はあると弊社ではみている。

明光義塾事業における生徒数拡大に向けた取り組みとして、明光ネットワークジャパン<4668>では前期より入会カウンセリング時のアプローチ手法を標準化し、まずは直営教室での研修等を通じて浸透を図ってきた。こうした取り組みの効果もあって、直営教室の教室当たり生徒数は増加傾向を示している。

このため、同社ではFC教室でも2014年以降、同手法を全国展開していく計画だ。早ければ2014年春の入学シーズンには、FC教室における生徒数も増加に転じることが期待される。教室当たり生徒数が増加すればFCオーナーの投資意欲も回復し、鈍化していた教室数の増加ペースも再び加速する見通しだ。

そのほか、予備校事業に関しては医科系大学の人気化を背景に、2014年春以降も生徒数が順調に拡大する見通しで、増収増益が見込めよう。また、その他事業では、明光サッカースクール、早稲田アカデミー個別進学館、明光キッズなどの業績の改善が期待される。

早稲田アカデミー個別進学館は売上規模こそまだ小さいものの、既に今第1四半期より採算化しており、今後はFC展開による教室数並びに生徒数の拡大によって、事業規模を拡大していく戦略となっている。また、明光サッカー事業でも生徒数の増加によって業績の改善が見込まれている。

共働き世帯の増加による学童保育ニーズの拡大を背景に、明光キッズ事業の今後の事業展開も注目される。現在、石神井公園教室(東京都練馬区)の1校を運営しているが、経営手法が確立してきたことから、2014年春に2校を同区内に開校する予定となっている。ドミナント戦略によって広告費やスクール運営費用の効率化が図れるためで、既に生徒の募集状況も好調に推移しているもようだ。学童保育に対するニーズが強いことから、同社では今後3年間で10校までスクール数を拡大する計画としている。

なお、同社では2013年12月に持分法適用関連会社であったライフサポートの株式を桧家ホールディングス<1413>にすべて売却している。業績への影響としては、同株式の売却に伴い第2四半期(2013年12月-2014年2月期)に特別利益として94百万円を計上予定のほか、持分法投資損失(年間で数千万円程度)がなくなることもプラス要因となる。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《NT》

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