NY金:反落で1263.4ドル、米量的緩和縮小観測が重しに

2014年1月28日 07:02

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記事提供元:フィスコ


*07:02JST NY金:反落で1263.4ドル、米量的緩和縮小観測が重しに

NY金は反落(COMEX金2月限終値:1263.4 ↓0.9)。寄り後は、中国の信用不安への懸念や新興国の通貨・経済への懸念が弱まり、安全資産としての金買い需要が後退、売りが優勢となり、安値1257.1ドルまで下落した。その後、中国、新興国への根強い懸念から、いったん買いが盛り返し、高値1265.8ドルまで上昇したが、28-29日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で債券買い入れ措置を月額100億ドル縮小するとの予想も根強く、引けにかけて売りが優勢になった。4月限は、1257.2ドルまで下落後、1265.8ドルまで上昇し、1263.5ドルで引けた(前日比1.00ドル安)。

中国の信託会社・中誠信託が27日、デフォルト懸念の高利回り商品問題で投資家と合意に達したことを明らかにした。また、トルコ中銀が28日に緊急会合を開催し、物価安定に必要な政策措置を取ると表明した(資本規制や積極的な利上げの予想)。《KO》

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