トレンドマイクロ、閉鎖環境向けウイルス駆除ツール「Portable Security 2」を発売

2014年1月27日 21:27

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トレンドマイクロのスタンドアロン/クローズド環境向けウイルス検索・駆除ツール「Trend Micro Portable Security 2」

トレンドマイクロのスタンドアロン/クローズド環境向けウイルス検索・駆除ツール「Trend Micro Portable Security 2」[写真拡大]

 トレンドマイクロは27日、スタンドアロン/クローズド環境向けウイルス検索・駆除ツールの新製品「Trend Micro Portable Security 2」(TMPS2)を発売すると発表した。今後3年間で10億円の売り上げを目指す。

 同製品は、インターネット接続されていない環境で使用する端末に接続してウイルス検索・駆除を行うセキュリティツール。

 現在、USBメモリや持ち込みPCの業務利用により、製造業の生産設備に代表されるようなインターネットに直接接続されていない専用端末においても、ウイルス感染のリスクが高まっている。加えて、複数拠点を持つ企業では、各拠点にセキュリティ担当者が不在で、企業全体としてセキュリティ状況を把握することが課題となっている。

 今回発売するTMPS2では、集中管理機能を新たに搭載。遠隔地にある支店や生産・保守拠点などにある検索ツールに対しても、管理者がウイルス検索の設定を反映したり、検索ログを集約したりすることが可能。

 日本国内や海外の各拠点での検索ツールの検索ログを一元的に把握することができるため、企業全体としてのITガバナンス強化の一助となる。また、実際にウイルス検索を行う現場での簡単な運用を実現するため、検索ツールにLEDを搭載し、検索ステータスと結果の通知を可能にした。

 検索ステータスと結果は3段階(青色:検出なし、黄色:検出・駆除済み、赤色:検出・駆除処理待ち、検索中はLEDが点滅)で通知される。担当者が検索対象の端末の画面で検索状況を逐一チェックする必要がないため、業務効率を妨げることなく、検索状況・結果を確認できるという。

 参考標準価格(新規1年版、税別)は、28,800円。

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