“路上喫煙禁止なのに屋内で吸えるのはなぜ?”世界と逆の日本の喫煙ルールに海外から疑問の声

2014年1月24日 12:00

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記事提供元:NewSphere

 アメリカ最大手ニュースサイト「レディット」に、日本での喫煙ルールについての疑問が投稿された。路上喫煙が禁じられている一方で、喫茶店や飲食店で喫煙できるのにはどういった背景があるのかというものだった。多くの海外ユーザーが意見を寄せた。

【日本は他の国の逆?まず屋外で喫煙を禁止】

 他の先進国ではまず屋内での喫煙が全面的に禁止された、という場合が多いようだ。なぜ日本では反対なのか、という点に対しては以下のような意見が寄せられた。

・公共の場での喫煙を取り締まる方が簡単なのでは・・・

・タバコ業界、飲食店業界からの圧力があるのではないか。

・レストランやバーなどプライベートな空間では、店側が客層に合わせて自分たちのルールを決められる。

 屋外での喫煙が、周囲の人にとって火の危険性が高いために優先的に禁止されたのではないかという意見もあった。

・あれだけの人混みの中で喫煙するのは危険だ。禁止条例はしかるべき・・・

・歩きタバコは子供の目にタバコが入った事故から注目されるようになり、抗議されるようになった。

・路上で何も予期していない相手(子どもも含む)の前で突然喫煙するのは失礼。居酒屋には子どももいないし「大丈夫」なはず・・・

【争点への違和感。健康被害か火の危険性か】

 屋外での喫煙が周囲の人への危険性の高さで優先的に禁止されたと理解した上で、日本での反喫煙の争点が健康被害ではなく、火の危険性であることに違和感を唱える声が上がった。

・政府はいまだにJTの株半分を所有している。禁煙条例が、健康被害ではなく火の危険性を第一の理由として形作られているのは、政府の利益への執着があるのではないか。

・裁判所も過去数回に渡りタバコには中毒性はなく、受動喫煙による健康への害はないと言った。

・反喫煙広告が、健康被害より火の危険性を焦点にしているのはばからしい。

 それに対して健康への影響の認識はあるとした上で、「日本人にとって自分の健康被害より、他人の問題や怪我の原因になるのは避けたいと思う方が禁煙に効果的」なのではないかという見解も出た。健康被害というだけでは、喫煙者にタバコを止めさせる充分な動機にはならないようだ。

・イギリスでも健康被害は明確に認識されているが、最終的に喫煙率を下げたのは社会的受容の減少とパブでの喫煙禁止だった

【法律としての機能は?】

 最後に、実際に法として機能しているのかという疑問も上がった。

・東京都でもほとんどの人が法律を守っているとはいえ、守っていない人もいるのに実際に罰金を課せられているのを見たことがない。他の法律と同様なにか別の問題を起こした場合に限って施行される法ではないか。

・もっと厳しい法律が必要。外で吸えなくても屋内で吸えるなら、抑止にはならない。

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