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映画『弁護人』、韓国映画史上9番目の観客数1,000万人突破を記録
映画『弁護人』が、韓国映画史上9番目となる累積観客数1,000万人突破の快挙を果たした。[写真拡大]
公開されるや観客の熱い口コミを呼び、次々と各種興行記録を打ち立てている映画『弁護人』(提供/配給:NEW、制作:ウィズアス・フィルムム㈱、脚本/監督:ヤン・ウソク)が、韓国映画史上9番目となる累積観客数1,000万人突破の快挙を果たした。
『弁護人』は公開5週目の週末にも変わらぬ好調ぶりを見せ、公開32日目の1月19日午前0時57分、観客数1,000万人(12月18日の前夜公開分を含む)を突破。
これは、『グエムル-漢江の怪物』(13,019,740人)、『10人の泥棒たち』(13,030,227人)、『7番房の奇跡』(12,807,677人)、『王になった男』(12,319,542人)、『王の男』(12,302,831人)、『ブラザーフッド』(11,756,735人)、『TSUNAMI-ツナミ』(11,390,000人)、『シルミド/SILMIDO』(11,081,000人)に続いて韓国映画史上9番目となる。
『弁護人』は、公開38日目に観客数1,000万人を突破した歴代ボックスオフィス興行1位の『アバター』と、1,231万人を動員した『王になった男』よりも6日早く1,000万人を突破。今後も興行記録を更新するのではと期待されている。
これについて配給会社NEWは、「『弁護人』は歴代最高のスコアを記録したハリウッド映画『アバター』より早い速度で1,000万人突破を果たした。現在観客が自発的に1,000万人突破イベントをするなど熱い反応を呼んでおり、韓国の旧正月連休に家族連れの観客が増えることも予想されるため、韓国映画の新記録が生まれるのではと期待している」と伝えた。
俳優ソン・ガンホは『グエムル-漢江の怪物』(1,301万人)に続いて『弁護人』でも観客1,000万人を突破。『スウノーピアサー』(934万人)、『観相』(原題)(913万)も合わせ、2013年の出演作累積観客数が2,847万人を超える空前絶後の記録を打ち立て、韓国を代表する俳優としての威力を改めて立証した。
お金もなく、コネもなく、学歴も低く、お金が第一だった税務弁護士が、ある人物を弁護することで変わっていく姿をソン・ガンホが生涯最高の演技力で熱演。
そして、オ・ダルス、キム・ヨンエ、クァク・ドウォン、イム・シワンによる演技のアンサンブルが観客の胸を熱くする最高の見どころを演じ、好評を博している。
そこに、ソン・ヨンチャン、チョ・ミンギ、チョン・ウォンジュン、イ・ハンナ、イ・ソンミンら俳優陣の名演が加わり、さらに映画に厚みを加えている。
また、『弁護人』は『釜林事件』をモチーフに80年代当時の韓国の時代感をよく表わしているため、中高年層の観客には共感を、若い世代の観客には現在まで続く重いメッセージと感動を与え、全世代の観客の熱い支持を得た。
その結果、40・50代の中高年層だけでなく3世代一緒に観に来る家族連れなど、あまり劇場に足を運ぶ機会のない観客層まで呼ぶことになり、今回の爆発的な興行成績につながった。
これについて劇場関係者は、「『弁護人』は団体の観客が特に多く、再観覧率も高かった。また、珍しいことに両親と一緒に来る若い観客も多かった」と伝えており、また別の劇場関係者は、「エンディングの余韻にすすり泣く観客が多かった。思いのほか政治的な映画という感覚で観ている人は少なかったようだ」と実際の観客の反応を伝えて老若男女が共に笑って泣ける映画であることを証明した。
こうした評価が熱い口コミを呼び、時間を追うごとに評点が上昇するという異例の現象を見せている。特に、『アバター』『グエムル-漢江の怪物』『7番房の奇跡』の評点に参加したネットユーザーが平均4万人だったのに比べ、『弁護人』は8万人を軽く超える観客が評点に参加、特別な愛情と支持を見せた。
公開3日目(前夜公開を含めて4日目) に100万人、5日目に200万人、7日目に300万人、10日目に400万人、12日目に500万人、14日目に600万人の観客数を突破し、17日目に700万人、19日目に800万人、25日目に900万人、32日目に1,000万人突破を達成。
冷めることのない観客の口コミと再観覧熱風により、公開5週目の週末にも好調な疾走を繰り広げている『弁護人』は、今後の興行記録更新に注目が集まっている。
1980年代初めの釜山を舞台に、金もなく、コネもなく、学歴も低い税務弁護士ソン・ウソク(ソン・ガンホ)の人生を根こそぎ変えた5回の公判と、それを取り巻く人々のストーリーを描いた映画『弁護人』は、韓国全国の劇場で上映中。(翻訳:中川)
※この記事は재경일보提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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