KPIソリューションズ、東大などと人工知能を活用したRTB広告プラットフォームを開発

2014年1月21日 18:29

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 KPIソリューションズは20日、東京大学 松尾研究室および経営共創基盤(IGPI)と共同で、人工知能技術を活用したRTB(リアルタイム入札)広告取引プラットフォームの研究開発を開始すると発表した。

 今回の共同研究開発は、KPIソリューションズが保有する「ニューラル・マッチング」などの特許技術と、松尾研究チームの最先端人工知能技術を活かし、新たな広告取引プラットフォームの構築を図るもの。さらに将来的には同技術スキームを「社会知」 (Social Insight Library)の構築へとつなげていくことを目指している。

 KPIソリューションズではベイズ理論などを軸に独自の配信最適化ロジックを構築してきた。ウェブ広告の適切な配信は、広告主はもとよりネット利用者やメディア運営者にとっても重要な課題であることから、今回のR&D連携を広告・マーケティング分野への課題解決に活かしていくという。

 さらに、広告分野にとどまらず、ビッグデータから帰納的な判断を行う「Social Insight Library」プラットフォームの開発にも挑戦するという。

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