アクトコール Research Memo(3):緊急駆けつけサービスは着実に市場に浸透

2014年1月20日 18:24

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記事提供元:フィスコ


*18:24JST アクトコール Research Memo(3):緊急駆けつけサービスは着実に市場に浸透

■会社概要

(2)業界環境

アクトコール<6064>の主力事業である住生活関連総合アウトソーシング事業は、主に賃貸住宅利用者や不動産管理会社、不動産オーナーを顧客対象としている。総務省の統計によると2008年時点の賃貸住宅戸数は1,777万戸あり、このうち同社が主な販売対象としている民間の賃貸住宅は1,336万戸となっている。同社の2013年11月末時点の会員数349千人を割れば、市場シェアは2.6%となる。業界で同様の事業を行っているトップ10社を合わせたシェアは10%に満たないとも言われており、緊急駆けつけサービスの普及がまだ広く浸透していない黎明期の状況にあると言える。

一方、不動産賃貸業界では人口の減少に伴い全体のパイが縮小していくなかで、生き残りを図っていくため、賃貸契約件数の増加だけでなく、付帯商品の販売を強化する動きを強めている。具体的には、賃貸契約の際に、保険商品の販売やインターネット回線、NHKの放送受信契約などの取次ぎを行うほか、緊急駆けつけサービスの販売なども行っている。グラフはここ数年の賃貸住宅市場の景況感を示したものだが、成約件数を上回る勢いで付帯商品の売上が伸びていることがうかがえる。

緊急駆けつけサービスに関しては、入居者にとって必要不可欠というわけではないものの、ここ数年は単身世帯の増加や高齢者世帯の増加、治安の悪化などを背景に、着実に市場に浸透し始めていると言える。同サービスでは業界の先駆者であるジャパンベストレスキューシステム<2453>が60万件超の契約件数でトップを走っており、同社が2番手で後を追う格好となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》

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