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テクノアルファ Research Memo(3):エレクトロニクス事業はパワー半導体の生産動向に相関性
*19:33JST テクノアルファ Research Memo(3):エレクトロニクス事業はパワー半導体の生産動向に相関性
■事業概要
(1)エレクトロニクス事業
2012年11月期まで半導体製造装置、電子材料・機器、その他製品の3つの事業に区分されていたが、2013年11月期よりエレクトロニクス事業として統合している。同事業部門の主力は半導体製造装置事業となる。パワー半導体製造プロセスの後工程(組立工程)で用いられるワイヤボンダ(米Kulicke&Soffa社製)並びにその部品、消耗品を仕入れ、テクノアルファ<3089>が搬送装置などの付加価値を加えるなどしたうえで、国内の顧客に販売している。また、日系企業のアジア製造拠点向けに関しても同社が販売を担当している。
パワー半導体は流れる電圧や電流が大きいため、端子とICチップをつなぐためのワイヤーは、比較的線径の太いアルミ線(25~500μm(マイクロメートル))が主に使われている。マイコンやメモリなど高速動作が必要な半導体では金線を使うのが一般的であるのとは対照的となっている。このパワー半導体用のワイヤボンダの販売は国内では、同社と超音波工業(未上場)が市場シェアを2分する格好となっている。特に同社が扱うオーソダイン社製のワイヤボンダは、生産性が他社製品と比較して高いことが強みとなっている。主力顧客はトヨタ自動車<7203>系列の半導体製造会社を中心に、現在はほとんどの日系パワー半導体メーカーに納入している。
半導体装置の売上高は装置本体と消耗品に分けられるが、装置本体は半導体メーカーの設備投資動向に、消耗品は装置の稼働率(半導体の生産量)に影響を受ける。一方、利益に関しては大半を消耗品で稼ぎ出す収益構造となっているため、同事業の収益はパワー半導体の生産動向と相関性が高いと言える。
一方、電子材料・機器の主な製品としては、半導体や電子部品、液晶などの組立工程で使用する接着剤や消耗品などのほか、卓上型ダイボンダーや、ボンドテスター、温度モニターシステムなどがある。国内外のメーカーから仕入れて、日系エレクトロニクスメーカーの開発部門や大学・研究所向けなどに販売している。エレクトロニクス業界の研究開発投資動向に影響を受けやすく、また、収益性に関しては付加価値のつけにくい分野でもあることから、同社の事業のなかでは低い水準となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《FA》
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