コニシ Research Memo（5）：化成品事業は実質的に60%程度が自動車関連業界向け

*17:36JST コニシ Research Memo（5）：化成品事業は実質的に60%程度が自動車関連業界向け
■会社概要

（2）事業内容

○化成品事業

化成品事業では石油化学製品、合成樹脂、工業用薬品全般、電子機能性材料の仕入販売、月浪印エタノールの製造・販売を行っている。主に商社的な事業で成り立っている。有機系化学製品の仕入販売をコニシ及び中国、タイの子会社が、無機系化学製品の仕入販売を丸安産業及び台湾子会社が行っている。2013年3月期の業績は、売上高が46,968百万円（構成比44.8%）、営業利益が434百万円（同8.0%）で、営業利益率は0.9%にとどまっている。利益率は低いが、前述の会社概要にある通りコニシ<4956>の根源とも言える事業である。

化成品事業の主な取扱商品は表の通りとなっている。また用途別売上構成比（単独ベース）はグラフの通りであり、自動車業界向けが40.7%を占め、最も高くなっている。また、化学工業や塗料等の中にも最終的に自動車関連業界向けというものが多くあるため、実質的には同事業の約60%程度が自動車関連業界向けになっているようだ。

また、主な仕入先と販売先は図の通りとなっている。

（執筆：フィスコ客員アナリスト 佐藤譲）《NT》