インタースペース Research Memo(9):アフィリエイト販売強化などにより増収増益を維持へ

2014年1月15日 16:42

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記事提供元:フィスコ


*16:42JST インタースペース Research Memo(9):アフィリエイト販売強化などにより増収増益を維持へ
■業績見通し

インタースペース<2122>では、2014年9月期の連結業績は売上高が前期比8.7%増の16,500百万円、営業利益が同8.5%増の642百万円、経常利益が同7.1%増の639百万円、当期純利益が同61.7%増の319百万円を見込んでいる。当期純利益の増益率が大きいのは特別損失(のれんの一括償却)がなくなることに加えて、子会社の赤字幅が縮小する影響が大きい。

インターネット広告事業では、アフィリエイトの販売強化を進めるほか、SFAでの新規プロダクト開発を進めていく。メディア運営事業では「ママスタジアム」のブランディング強化に加えて、新たなバーティカルメディア(特定のテーマに絞った領域特化型メディア)の開発にも取り組む。ソーシャルアプリに関しては、恋愛シミュレーションゲームの横展開(ネイティブアプリ、他社プラットフォームへの提供など)と、1タイトル当たりの開発期間短縮による収益性改善を進めていく方針だ。また、2013年に新規進出したインドネシア、タイにおける現地営業活動も本格化していく。

以上から、事業別の営業利益では、インターネット広告事業で前期比50百万円増の790百万円、メディア運営事業では20百万円への赤字縮小を見込む。一方で、新規メディア開発費用で50百万円、海外事業の立ち上げ費用で80百万円のコスト増加を見込んでおり、全体の営業利益は前期比8.5%増の642百万円となる計算だ。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《NT》

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