インタースペース Research Memo(6):インターネット広告事業では金融・保険向けが好調

2014年1月15日 16:41

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記事提供元:フィスコ


*16:42JST インタースペース Research Memo(6):インターネット広告事業では金融・保険向けが好調
■業績動向

(2)インターネット広告事業の動向

インタースペース<2122>のインターネット広告事業の売上高は前期比22.9%増の14,167百万円、営業利益は同2.4%増の742百万円となった。業種別で見ると、株式市場やFX市場の活況を背景に、金融・保険業界向けが前期比38%増と好調に推移したほか、エンターテイメント向けもスマートフォン用アプリの広告販売が順調に伸び、同23%増と大幅増ペースが続いた。また、サービス業界向けでは、人材派遣やエステ関連などの広告販売が堅調だった。

前述したようにアフィリエイト広告のうち約半分はスマホ経由となってきており、スマホの普及がアフィリエイト広告市場の成長を牽引した格好となっている。特に、SFAについては、スマホ購入者へのコンテンツアプリプロモーションが好調で、前期比31%の増収だった。

また、四半期別の売上高を見ると、第3四半期(4-6月期)の売上高が大きく伸び、第4四半期(7-9月期)に失速した格好となっている。第3四半期に関しては、ゲームコンテンツのテレビCM広告でスポット売上高が計上された影響が大きい。また、第4四半期には、NTTドコモ<9437>がiPhoneの発売を開始したこともあり、SFAの売上高が前年同期の990百万円から730百万円へ減少に転じたことが響いた。SFAで販売するコンテンツアプリは、Android端末向けのプロモーションが多いためだ。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤譲)《NT》

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