ブラ自販機、2ヶ月で7個しか売れず 海外メディア「お菓子自販機に置き換えれば?」

2014年1月13日 11:00

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記事提供元:NewSphere

 2013年8月、大手下着メーカー・ワコールが、自社ブランドの人気商品ファンファンウィークという、ノンワイヤーブラジャーの専用自動販売機を設置した。国内だけでなく、一部海外メディアから「ブラの自販機が日本に登場!」と注目されていた。もともと2010年2月よりこのブラジャー自体は店舗で販売されており、売上げ累計は35万枚を突破するという大人気商品。満を持して、ブラ専用の自動販売機を設置したワコールだったが…。

【奇妙なアイデア?】

 アメリカの女性向け人気ウェブサイト『ザ・フリスキー』では、日本でのブラジャー自動販売機登場と共にいち早く「奇妙なアイデア」として紹介した。自動販売機自体が日本ほど普及していない海外の人々にとって、試着して買う物代表のブラジャーを、試着もせずに自動販売機で、ましてや、価格が3000円前後もするものをボタン1つで購入するということが信じられないのだろう(日本人にとってもなかなか勇気がいるが…)。

 同サイトでは、「将来的にアメリカでもブラが自動販売機で買えるかもよ?」という問いかけを読者に投げかけながらも、「そうは言ってもやっぱりブラジャーは試着したいものだし、自動販売機での買い物はやっぱりチョコレートに限るわね」と締めくくっていた。

【ブラ自販機、その後の行方は?】

 東京で2つ、大阪で1つ、ブラジャーの自動販売機は合計3つ導入されたわけだが、大阪に設置された自動販売機のブラ売り上げ数は2カ月でたった7つ、つまり惨敗だったと、『ザ・フリスキー』は1月に追加報道した。

 同サイトでは、ワコール広報の「ブラの自動販売機の販売実績はあまりよくなかったけど、沢山の女性たちが自販機を興味深そうに見ていたわ。たしかに、この自販機の存在に慣れるまでにちょっと時間がかかるかもしれないけど、私たちは女性たちに自販機からブラを買うことがどんな感じなのか試してもらいたいと思っているの」という言い訳に対し、「さっさとブラの自販機なんて止めて、チョコレート職人が作った美味しいお菓子を自販機にパンパンに詰め込んで売った方が良いって」とぶった切っている。

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