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USでのデジタル音楽セールスが初めて減少に転じる
アメリカの音楽業界はiTunesストアのオープン以来初めて、デジタル・ミュージックの売り上げが減少したまま2013年を終えた。
第3四半期までには販売の低迷による売り上げの下落が予測されていたが、最初の四半期が好調だったため驚かされることとなった。
2013年全体では、デジタル・トラックの売り上げは前年13億4,000万ユニットから12億6,000万ユニットへ5.7%のダウン。デジタル・アルバムの売り上げは、前年合計の1億1,770万ユニットから0.1%ダウンの1億1,760万ユニットとなった。(ニールセン・サウンドスキャン調べ)
業界ははじめ、消費者がストリーミングを求めるようになったのが原因であることを認めなかったものの、年度後半には、広告型もしくは有料のサブスクリプション・サービスがデジタル販売を共食いしていることを認めるようになった。
なお、デジタル・アルバム販売数が減少したにもかかわらず、iTunesなどのダウンロードストアのマーケットシェアはアメリカにおけるアルバム販売の40.6%までに成長。これに対し、ターゲットやウォルマートのような量販店は16.3%減少して約27%へ、ベストバイやトランスワールドのようなチェーン店もやはり20%近く減少して13.5%のマーケットシェアとなっている。
一方、伝統的なCD販売店とは異なるアマゾンやスターバックス、またコンサート会場などでのアルバム販売は、2.4%増加した12.6%へ。独立系の販売店は12%減少して6.3%となった。
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※この記事はBillboard JAPANより提供を受けて配信しています。
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