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三菱自動車、JT、藤倉ゴムなど/本日の注目個別銘柄
<7211> 三菱自動車 1099 +45買い優勢。先週末に業績予想の上方修正を発表、通期営業利益は1000億円から1200億円に、純利益は700億円から1000億円に上方修正している。為替の円安進行、並びに、ピックアップトラックのタイ販売好調などが背景に。今後の優先株の償却、復配などの実現性が一段と高まる状況のようだ。
<9432> NTT 5470 -20もみ合い。政府が保有株の一部を売却する方針を固めたと報じられている。売却額は1000億円程度を想定と。また、政府では13年度の補正予算でも保有株を売却して約1500億円を賄う考えと。政府保有株の売却には自社株買いで対応すると見られ、一株当たりの資産価値向上につながることになるが、年間3000億円程度の自己株式取得は想定内でもあり、特にポジティブな反応は強まっていない。
<2914> JT 3290 -75さえない。週末の報道では、海外子会社のCEOが18日付で退任していたことが明らかになったと伝わっている。これを受けてゴールドマン・サックス(GS)では、事実であるとすればネガティブとの評価。同社の営業利益の約6割を稼ぎ、利益の成長ドライバーである重要子会社のCEO が、14年度の事業計画を既に策定済みとなるこの時期に、唐突に退任するのは想定外のシナリオと指摘。
<6801> 東光 350 +10買い先行。先週末の引け後に業績予想の上方修正、並びに復配を発表、好感材料とされている。12月期純利益は19億円の従来予想から25億円に増額修正、生産改善や固定費削減の効果に加えて、法人税等調整額の負担減少も寄与した。業績上振れに関しては想定線とも受け止められるが、3円の復配実施は想定外と見られインパクトに。06.3期以来、決算期変更を含めると8期ぶりの復配となる。
<5121> 藤倉ゴム 520 +80買い気配からストップ高。マグネシウムを電極に使う新型の電池を東工大と開発したと報じられている。同電池を動力とする車の走行試験に成功しているもよう。来年には、携帯電話用と一人乗り電気自動車用の電池を実現したいとされている。成長期待が高い分野であり、中長期的な業績インパクトなどを期待する動きが先行へ。
<8113> ユニ・チャーム 6000 -190続落。中国紙オムツの売上高の伸び悩みが警戒材料視されている。10月に入ってからは回復との観測もあったが、大和では、10-12月では減収となる可能性が高くなっていると指摘。新製品の出荷が進まず、多額の販促費も費やしているもようであることから、中国事業の利益水準は相当程度低いレベルに抑えられていると予想。業績へのマイナスインパクトが警戒される状況に。
<6753> シャープ 323 -6軟調。大型液晶パネルで、中国発の供給過剰が深刻化しそうだと報じられている。液晶市況の軟化につながるとの見方につながっているもよう。また、中国勢が供給能力を強みに、中小型パネルに本格参入する可能性もあると伝わっており、競争激化が一段と強まっていく懸念なども。
<9843> ニトリ 9750 0底堅い動き。先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は465億円で前年同期比2.4%増益、ほぼ想定通りの水準での着地となっている。為替の円安によるマイナス影響が懸念されていたなか、買い安心感の強まりにつながる格好へ。原価低減効果などで円安の悪影響をカバーしたもよう。野村では、シェア上昇による中期業績の上方修正を背景に、目標株価を12000円まで引き上げている。
<4547> キッセイ薬 2379 +87買い優勢。痛風・高尿酸血症治療薬についての独占的開発・販売権をファイザーに許諾する契約を締結したと発表している。契約一時金を今期の売上高・利益に計上、つれて、今期営業利益は83億円から114億円に上方修正している。今後は製品販売に伴うロイヤルティー収入が見込まれることで、業績の下支え役につながっていくとの期待感高まる状況に。
<6798> SMK 662 +27買い先行。高速化と多機能化を実現した光学式タッチパネルを開発したと報じられている。2014年2月から量産を開始、ATMや券売機などの用途で採用を提案、月販2000個を目指すとしている。「ウィンドウズ7」「同8」に対応できるようにしたと。値動きの軽さなども背景に、短期資金の支援材料につながる形へ。
<5959> 岡部 1165 +53買い優勢。大和では投資判断を新規に「1」格付け、目標株価を1600円としている。建設業界で省力化の新しい解決策を継続的に開拓していること、収益体質の変化などを高く評価しているもよう。前12月期の建設関連製品の営業利益率は9.1%、80年代後半の水準をほぼ四半世紀振りに更新しているようだ。《FA》
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