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訪日外国人旅行者 史上初の1000万人達成へ
都内を移動していると、一時期に比べ、随分と外国人旅行客を目にすることが多くなった。公共の案内図にも英語だけではなく、中国語・韓国語の表記も多くなってきた。政府は、以前より「ビジット・ジャパン」を始めさまざまな外国人旅行客の誘致のためのキャンペーンを張ってきたが、それがいよいよ実を結び始めたのかもしれない。
日本政府観光局は、1月~11月に日本を訪れた外国人が、前年同期比23.9パーセントの増加の949万9千人となり過去最多だったと発表した。
また、11月は、前年同月比29.5%増の84万人を超えて、90万1千人となって、これまで11月として最高だった2007年(68万7千人)を15万3千人上回り初の80万人台を記録した。
円高の是正を背景とした訪日旅行の割安感の浸透や、継続的な「ビジット・ジャパン」のプロモーション効果や、東南アジアでのビザ免除の措置が、外国人旅行客の増加につながった。
国・地域別に見ると、中国、台湾、香港、タイ、インドネシア、ベトナム、インドが、11月として過去最高を記録するとともにマレーシアは年間を通じ単月としても過去最高を記録した。
中国は9月から3ヶ月連続で毎月の過去最高を記録しており、急激に回復してきている。また米国とフランスも過去最高水準を記録したが、韓国については、原発汚水問題の現地報道の影響で先月に引き続き、前年同月比でマイナスになっている。
しかしながら、1月から11月までの累計、外国人旅行客は、約950万に達しており、現状のまま推移すれば、政府が目標としている、史上初の年間1000万人の達成が見込まれる。
年間1000万人目標は元々、10年に掲げられていたが、リーマンショックなどの影響で果たせず、その翌年は東日本大震災で約620万人まで落ち込んだ。そのようなことから、年間1000万人達成は悲願だったといってもいいだろう。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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