川崎重工、ボーイング787増産の新工場を建設

2013年12月9日 15:06

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川崎重工は9日、ボーイング787を増産するための新工場建設に同日着手したと発表した。写真は、同社が公開した名古屋新工場の完成予想図

川崎重工は9日、ボーイング787を増産するための新工場建設に同日着手したと発表した。写真は、同社が公開した名古屋新工場の完成予想図[写真拡大]

 川崎重工は9日、ボーイング787を増産するための新工場建設に同日着手したと発表した。2014年度末に竣工の予定。

 新工場は、航空機製品の生産・組立を行なう名古屋第一工場の東側隣接地に建設する。延床面積約が60,000平方メートル。

 同社は、ボーイング787の生産で前部胴体、主脚格納部、主翼固定後縁を担当しており、新工場では既設工場と同種の生産設備を追加導入し、主として派生型機の前部胴体を生産するという。

 ボーイングは、現在生産する「787-8型」(210~250席クラス)、「787-9型」(250~290席クラス)に加え、本年6月に派生型機「787-10型」(300~330席クラス)を新たに787ファミリーに加えることを発表し、開発を進めている。

 現在、ボーイング787は世界各国で運航されており、各型合わせた受注機数は1,000機を超えている。同社は、2007年度初めに「787-8型」の前部胴体を初出荷し、その後も順調に生産を継続している。

 同社は、新工場を通じてボーイング787の生産能力を増強するとともに、民間航空機事業の拡大を目指していくとしている。

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