竹炭を使った放射性物質の「画期的な」除去方法

2013年12月3日 19:39

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 中京大学人工知能高等研究所の野浪教授らのグループが、竹炭が放射性物質のヨウ素やセシウムを吸着する優れた特性を持っていることを証明する実験結果を発表したとのこと(中京大学のプレスリリース)。

 それによると、濃度26ppmのヨウ素と20ppmのセシウムを溶かした水溶液を用い、ゼオライトと粉にした竹炭についてヨウ素とセシウムの吸着能力を比較したところ、竹炭はゼオライトに対しヨウ素で5倍以上、セシウムで74%の吸着能力を持っていることが分かったとのこと。

 竹炭は燃焼させて体積を減少させられるため、ゼオライトに比べ、吸着済みの廃棄物を保管する体積を大幅に減少させる事ができるという。

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