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若者にバブル期トレンドの兆し、「ディスコ・朝シャン・ティラミス」の認知度は80%超
ドラマ「半沢直樹」や「あまちゃん」など、ここ最近ヒットしたコンテンツには「バブル期」を感じさせるものが多い。若い女性の間でも、赤い口紅やタイトスカートなどバブル期を彷彿とさせるアイテムが「おしゃれ」とされている。
トレンド総研が、事前調査で「トレンド情報に詳しいと思う」と答えた若者と、バブル世代にそれぞれアンケートを実施したところ、全体の42%が「バブル期トレンドのリバイバルを感じる」と回答した。特に、ファッションに敏感な若い女性の実に61%が、「バブル期トレンドの再来」を実感しているようだ。
ファッション以外にも、バブル文化が広まっていく兆しはあるのか。トレンド総研では、「バブル期に注目を集めた20個のワード」を選出。バブル世代(45~52歳)には、当時トレンドになっていたことを知っているかを、若者世代(18~25歳)には、そのワードを知っているか尋ねた。
「朝シャン、アッシーくん、イタめし、おたく族、オバタリアン、オヤジギャル、肩パッド、財テク、しょうゆ顔、セカンドバッグ、ソバージュ、ドライ戦争、ディスコ、ティラミス、花きん、プロデューサー巻き、ボディコン、マルサ、ランバダ、ワンレン」。
バブル世代は、上記ワードの認知率がほぼ9割。一方、バブルを知らない若者世代でも、「ディスコ」「ティラミス」「朝シャン」などは8割近く知られていた。若者の認知度が50%を超えたキーワードは、20個中、13個と多い。不況世代の若者たちでも、バブル期の流行は何となく知っているのだ。
元『日経トレンディ』編集長の北村 森氏によれば、当時、青春を謳歌した若者たちが企業で決定権を握る世代となり、バブル期トレンドを復活させているという。さらに、当時の流行には「商品としての力強さ」があり、数十年を経てもブームを繰り返す力があるらしい。
その商品としての力強さが、不況しか知らない若者にとっては「ちょっとしたダサさ、痛さ」と映り、“逆に新鮮”と捉えられている可能性はあるだろう。(編集担当:北条かや)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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