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歩きスマホ、5人に1人が事故やケガ わいせつ被害も
スマートフォンが急速に普及する中、「歩きスマホ」が問題となっている。今年5月には、小学5年生の児童が駅のホームから転落する事故も起きた。
朝日新聞の報道によれば、児童は携帯を見ながらホームの端を歩き、何かにつまずいたように見えたという。電車との接触はまぬがれたが、メールの返信に夢中になるなどして事件や事故にあう危険は大きい。
大阪府警が、昨年中に路上で起きた強制わいせつ被害を分析したところ、14%がスマホや携帯を使用中だった。被害者に落ち度があるわけではないが、注意がおろそかになり「隙ができやすい」という。
MMD研究所が、スマートフォンをもつ18歳以上の男女558名を対象に「あなたはスマートフォンに依存していると思いますか?」と尋ねたところ、「依存していると思う」と答えた20代は3割。「やや依存していると思う」を合わせると、20代の65%がスマホ依存の傾向にあった。他の世代と比べて、20代の依存度は最も高い。性別でみた場合、女性の方が男性よりも依存度が高かった。
「歩きスマホ」については、全体の2割が「日常的にしている」と回答。「時々している」人も合わせると、6割が「歩きスマホの経験あり」となっている。歩きスマホをしながらしていることは「メール」が突出して多く、次いで「通話」、「乗換案内の検索」、「SNSの利用」、「目的地の地図を見る」などとなっている。
ガラケーよりも画面が大きいスマホは、乗り換え案内や地図の閲覧には便利だ。とはいえ操作しながら歩いていると、視野はぐっと狭くなる。MMD研究所のアンケートでは、日常的に「歩きスマホ」をしている人のうち、5人に1人が「操作中に事故や怪我をした経験がある」と答えた。
危険な「歩きスマホ」に対し、「何らかの規制や罰則が必要だと思いますか?」と尋ねたところ、全体の42%が「必要だと思う」と回答。「必要だと思わない」は25%だった。近い将来、「歩きタバコ」のように条例レベルでの規制が始まるかもしれない。(編集担当:北条かや)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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