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長時間のテレビ視聴、子供の脳発達に悪影響=東北大研究
TV視聴時間と言語性知能(a)、TV視聴時間と数年後の言語性知能の変化(b)の関連を示す図(東北大学加齢医学研究所プレスリリースより)[写真拡大]
東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授と竹内光准教授らの研究グループは20日、子供がテレビを長時間視聴すると脳の発達や言語機能に悪影響を与えるとの研究結果を発表した。
研究は、5歳から18歳の健康な子供を一般から募集して実施したもの。初回と3年後にTV視聴を含む生活習慣の調査、知能検査、MRIで脳の撮影を行った。初回参加者は276人で、2回目参加者は216人。
初回参加時と2回目参加時のデータを解析した結果、初回参加時に調査したテレビの視聴時間が長いほど、2回目参加時に脳の高次認知機能に関わる領域の発達が少ない(成長に伴って減少していく灰白質と呼ばれる部分の体積の減少が少ない)傾向があった。
今回の研究論文は英国神経科学雑誌「Cerebral Cortex」に採択された。
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