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Canonicalの開発者がLinux Mintを批判、しかしMint側はそれに対し冷静に反論
insiderman 曰く、 Ubuntuの開発を行っているCanonicalの開発者が、Ubuntuから派生したディストリビューションのLinux Mintに対し、セキュリティ面での不安を主張した。いっぽう、Linux Mint側はそれに対しUbuntuとLinux Mintのセキュリティアップデートに対するポリシーの違いとして反論している(本家/.)。
そもそもの発端は、Canonicalの開発者がUbuntuの開発者向けメーリングリストで「Linux Mintにはアップデートされていないパッケージが沢山ある、個人的にはこれでオンラインバンキングは利用できないね」と述べたことだ(問題の発端となったメッセージ)。
これに対し、Linux Mint側は「安定性とセキュリティは設定によって変わる」という旨のブログでこの問題を解説、反論している。要点としては次のとおりだ。
Ubuntuはユーザーにすべてのアップデートを盲目的に適用させようとしているが、これによってシステムが不安定になる可能性もある。そこで、Linux Mint側は独自の対策を実装した
Linux Mintのアップデートマネージャの設定で、「Level 4および5」のアップデートを有効にすれば、Linux MintはUbuntuと同程度に「安全」かつ「不安定」になる Linux Mintのアップデートマネージャでは、デフォルトではLinux Mintの開発者がテストを行ったパッケージ(Level 1および2)と、適用して問題が発生しないと思われるパッケージ(Level 3)のみを適用するように設定されている。いっぽう、Ubuntuが提供するパッケージのうち、「安定性に問題がある可能性のあるパッケージ」(Level 4)や「特定の環境では問題が発生することが知られているパッケージ」(Level 5)についてはデフォルトではインストールされない。Linux Mint側はこのような仕様で十分問題無いと考えているようだ。
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