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PS4、初日で100万台突破 キネクトの記録に勝てるか? 海外メディアも注目
ソニーは、新型ゲーム機「プレイステーション4(PS4)」が、15日に北米で販売開始してから24時間で、100万台以上の実売数を記録したと発表した。同社は3月末までに500万台の販売を見込んでいる。
PS4は不振のエレクトロニクス事業回復の切り札とされている。欧州・南米では29日、日本では2014年2月に発売予定となっている。
なお対抗するマイクロソフトの新型ゲーム機「Xbox One」は、22日に発売される。
【PS4の売上は記録的 ただし失速への懸念も】
この記録は、近年のゲーム機の中で最も成功したものといえる。任天堂のWiiは、アメリカにおいて8日間で60万台を販売したが、それを上回った。発売最初の週で100万台近く売れたゲーム機はこれまでもあったが、ほとんどが日本などを含めた複数の地域での記録だった。
ゲームサイト「IGN」は、Xboxの牙城であるアメリカでの成功は、ソニーにとって重要な勝利だと報じた。Xbox向け体感ゲームシステム「キネクト」は、60日間で800万台が売れており、PS4がこれを越えられるのかが興味深いとしている。
ただし同サイトは、当初の売上は好調だった任天堂のWii Uが、クリスマスを境に急激に失速したことを挙げ、楽観視できないとしている(春には強力タイトルのリリースがあるので問題無いだろう、とも予想しているが)。
【スマホゲームの普及で市場規模縮小か 新機能コンパニオンアプリの導入も】
フィナンシャル・タイムズ紙は、スマートフォンのゲーム人気の高まりにより、市場の大部分を占めるカジュアルゲーマーを獲得するのが難しくなっていると指摘した。実際、PS4は5年で4900万台売れると予想されているが、2000年に発売され1億5800万台売れたPS2には及ばない。
PS4やXboxOneが持つ、映画やテレビ番組が楽しめる補助的サービスについても、アップルTVなどのほうが安いと同紙は指摘している。
ソニーなどのメーカーはこの問題に対処するため、スマートフォンを第2のゲーム画面にできるコンパニオンアプリなどの新機能をつけている。任天堂もスマートフォンに目を向け、先週、携帯コンテンツ配信なども手がけるドワンゴの株を1.5%取得している。
ただしガーディアン紙は、「スマートフォンなどの台頭でゲーム専用機は終焉を迎える」とのアナリストらの予測がかなり誇張されていることを、今回のPS4の快挙が示したと報じている。
【ソニー吉田氏は、「ソフトが期待外れ」とのレビューに「気にならない」】
PS4は多くのゲームサイトで、発売時にリリースされるソフトが期待外れで買うには時期尚早、などとレビューされていた。
これについてSCEワールドワイド・スタジオ代表の吉田修平氏は、“(レビューは)残念だが、気にならない”と述べたという。
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※この記事はNewSphereより提供を受けて配信しています。
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