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NEC、新型ベクトル型スパコン「SX-ACE」を発売
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 NECは、ベクトル型スーパーコンピュータSXシリーズの新機種、SX-ACEを発売した(プレスリリース、日経ITpro、ITmedia、PC Watch)。
1コアあたり64GFLOPS、4コアのマルチコアベクトルアーキテクチャのCPUを搭載し、1ノード当たり256GFLOPS、1CPU当たりのメモリ容量は64GB、1ラックあたり64ノードで16TFLOPS、最大512ノードで演算性能は131FLOPSとのこと。この131FLOPSとは、地球シミュレータと同等である。これは以前2011年に開発着手が発表されていたもので、当初コンセプト通り、マルチコア、省消費電力(10分の1)、省スペース(5分の1)を実現した模様。使いやすさを重視しし、アプリケーション資産をそのまま継承できる。
なお、今回からノード同士の共有メモリはなくなり、分散メモリのみとなるようだ。これは「MPIを使った並列処理が主流なので」とのことである。今やスーパーコンピュータはクラスタ型ばかりが話題に上がる。再びベクトル型がスーパーコンピュータ業界を席巻する日がくるだろうか。
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