WILLCOM、新機種2モデルと多数の新サービスを発表

2013年11月14日 17:12

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 WILLCOMは、携帯電話型端末2機種と多数のサービスを続々と発表した。まず新モデルだが、待望の二つ折り型の「WX12K」(京セラ製)は高級志向のデザインでありながら、IPX5、IPX7相当の防水性能、IP5X相当の防塵性能、米軍のMIL-STD-810G準拠の耐衝撃性能を備えた高性能な造りが特徴。気象庁の「緊急速報メール」等にも対応する。Bluetoothでのスマートフォンとの連携や、通話相手の声を振動に変換し、ディスプレイ全体を振動させて音を伝える「スマートソニックレシーバー」機能もある。

 ストレート型の「LIBERIO 2」(京セラ製)は、WX12Kと同じく、IPX5、IPX7、IP5X、MIL-STD-810G相当の頑丈さや、Bluetoothでのスマートフォンとの連携、「緊急速報メール」等対応が特徴。

 また、新サービスとしてはようやく「ナビダイヤル」(0570で始まる番号)と「テレドーム」(0180で始まる番号)への接続に対応した。ナビダイヤルは、コンサートのチケット販売等でもよく使われるので、これまで利用できなかったPHS利用者にとっては朗報と言えると同時に、ようやくという思いもあるのではないだろうか。

 「緊急速報メール」も、携帯電話やスマートフォンでは既に普及しており、こちらもようやくという感じだが、上記新機種からの対応となり、旧機種では対応していないので注意されたい。

 さらに、大規模災害発生時等において、音声発信の集中によりつながりにくくなった場合に、音声通信に代わってパケット通信により音声を届ける災害時専用のサービス「災害用音声お届けサービス」が今冬より始まる。料金は無料だが、対応機種は現在未発表。

 「ソフトバンク/イー・モバイル通話定額」は、対象となる料金プランが限られているので注意されたい。10年以上利用している長期契約者は、月額料金が無料になるキャンペーンがあるそうだ。

 そのほか、迷惑電話番号リストを元に、画面に警告が出る「モバイル迷惑電話チェッカー」(月額210円)、「割込通話」(月額210円)、「あんしん保証サービスプラス」(月額525円)といった新サービスも発表されている。

 ソフトバンクグループに入り、ネット上ではWILLCOMやPHSサービス自体のフェードアウトも指摘されていたが、意外にも(?)、新機種だけでなくサービス面でもますます充実してきたのではないだろうか。将来は安泰とは言えないが、まだまだ活躍しそうである。

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