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台風30号、アジア各国に多くの被害を与える
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 4日に発生し、8日朝フィリピン中部に上陸した台風30号「ハイエン」だが、上陸時の中心付近の気圧が895hPa、最大風速が87.5m/s、最大瞬間風速は105m/sと、上陸した台風としては観測史上最大規模の勢力となり大きな被害をもたらしている(時事通信、日経新聞、AFPBBニュース、本家/.)。
台風30号は11月4日、チューク諸島(トラック諸島)近海で発生したが、そもそも年間30個の台風が発生したのは1994年以来19年ぶりのことで、この時点で特異な存在であった。台風30号はその後西に進みながら勢力を拡大、8日午前4時40分ごろにフィリピン中部のサマール島に上陸した。米海軍合同台風警報センターによると同日朝の最大風速が87.5m/s、最大瞬間風速は105m/sと、強い竜巻並みの風速を記録した。台風が直撃したサマール島・レイテ島では、通信網が回復するにつれ被害が明らかになっており、死者は1万人を超えるとも言われている。
台風30号はその後フィリピンから南シナ海を抜け、勢力を弱めたものの未だ中心気圧955hPaを保ちつつベトナム北部・中国南部地域に接近中で、こちらでも警戒が続いている。
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