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パナソニック、トルコの配線器具メーカーを約460億円で買収
パナソニックは31日、トルコの配線器具トップメーカーであるヴィコ社を買収すると発表した。2013年度中に全額自己資金を充当し、ヴィコ社の発行済み株式の90%を約460億円で取得する予定。
パナソニックはヴィコ社の買収により、中長期的な成長が期待されるトルコ市場やその周辺国において、配線器具、低電圧電路機器、ビル・オートメーション・システム、スマートメーターなどの電設資材事業の本格展開を図っていく。
日本市場で高いシェアを有している配線器具事業については、パナソニックはその強みを生かし、台湾やタイ、フィリピンなどの東南アジア、さらにはインドまで事業を展開している。一方、配線器具は国・地域ごとに規格・仕様が異なっており、トルコやその周辺地域では「Cタイプ」と呼ばれる配線器具が使用されている。
パナソニックは、ヴィコ社が保有する強固なブランド力、販売チャネル、「Cタイプ」の配線器具の商品や技術などの経営資源を活用することで、トルコ国内だけでなく、同国を拠点として中東やCIS、アフリカ市場などへ、配線器具に加えて照明器具や換気扇などの電設資材を販売していく方針。
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